2009年4月1日水曜日

エクアドル茶米菌

No2です。茶色じゃなくて紫っぽいんですか?
もしかしたらエクアドル菌かもしれません。
違うかもしれませんが、お米の販売元に確認したほうがいいかもしれないので特徴を書いておきます。

一般的には、通常外観の精米が、放置・水洗・水浸・炊飯あるいは蒸煮の各段階で、淡黄食~黄色~褐色に変色する場合があります。発色の多くは淡黄色ですが、極端なものは黒褐色になります。
褐変原因は、土壌中に広く分布する枯草菌の一変種のバチルス・ズブチリス・エクアドル(一般に言うエクアドル茶米菌)が、繁殖する過程で米粒内に生産した物質(スブテノリン)の、類似物質であることが立証されています。
 エクアドル茶米菌は、他の細菌と同様に、発育するためには高水分を必要とすることから、通常の保管・流通上では繁殖は不可能であるので、主に稲の栽培中の倒伏が菌の増殖に関与するのではないかと考えられています。
 カビなどの、色素を生産する細菌の汚染を受けた米粒は外観で判断できますが、エクアドル茶米菌に汚染された玄米は、肌ずれは認められず、生産物質は無色 であることから、健全なものと全く区別はできません。この細菌の汚染玄米は、とう精によりエクアドル米茶菌が糠とともに除去されても、精米中には生産物質 (スブテノリン)が存在しており、精米が空気中に放置されたり、水中に投じられたり、さらに加熱されることによって生産物質(スブテノリン)と酸素が結合 することにより、褐変現象が生じるとされています。
 したがって、被害重度の精米は空気の酸素に触れて徐々に発色し時間の経過に伴い、淡黄色から黒褐色へと色相の濃度を増すこととなり、被害軽度の精米は、 水浸あるいは炊飯時の加熱によって、より酸素と結合し易い状況下において発色が起きることになり、この時点で初めてエクアドル茶米菌の存在が発見されるこ とになります。エクアドル米茶菌が繁殖過程で米粒内に生産した物質スブテノリンについては、1948年に抽出され研究が行われており、毒性はないとされて います